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2004年10月23日

新 潟 県 中 越 地 震

活動レポート その後(5年後@)


 2010年10月23日・24日 記録
 震災から6年が経ち、6周年となった2010年10月23日に再び川口町へと行ってきました。これまでの、活動レポートでは「心のケア」を中心に書いてきたのですが、当時の記憶を交えて心のケア以外の事も書いていきたいと思います。
 2007年に「川口町地域復興支援センター」ができ、長岡市と合併して「長岡地域復興試験センター 川口サテライト」(リンクはBlog)へと、地元住民の手で地域復興支援が行なわれてきています。
 震災復興のみならず、地域活性化の意味合いも含めてセンターは活動されており、川口町が活気あるまちづくりを行っていく事で、かつてお世話になった全国の人達に向けて、復興に向けてこんなに元気に活動しています。と言わんばかりに頑張っているようでした。
6周年アニバーサリーイベント会場MAP越後川口、まちなかMAP 6周年用
      ↑6周年メモリアルイベントのチラシ、画像をクリックすれば拡大表示されます。↑
 毎年、震災にちなんだこのようなイベントが行なわれています。

黄色い旗が道路わきに続く写真 毎年、震災のあった10月になると、川口の町の至る所にこういった黄色い旗が町を彩り、町を上げて感謝の意を現しています。
 多くは各家や会社に黄色い旗が下げられています。中には感謝の言葉が書かれてあったり、絵が描かれていたりしています。
 私は長期で入りましたが、短期で入ったボランティアさんは膨大な数がいて、そのボランティアさん達が少しづつお手伝いをした事で、多かれ少なかれ町の人はボランティアさん達に支えられていたのだろうなぁと感じられます。
 この日は、川口町でも一番被害が大きかった田麦山地区にある田麦山小学校にて、ボランティア同窓会が開かれており、昼はAちゃんのいる地区で別行動していた私は、夜は田麦山小学校へ行き、久しぶりに寝袋で雑魚寝をしました。

”ありがとう”の火文字(紙コップに蝋燭を入れて並べた字) 右の写真は、「ありがとう」の火文字です。紙コップに蝋燭を入れて火をともし、それを並べて作られた文字です。
 下の写真は当時、報道でよく流された写真です。これにちなんで、地面に文字を書いて、感謝の意を表す方法として、蝋燭文字で言葉が書かれました。







 これは、Aちゃんのいる地区と同じで、町を上げての震災イベントとは別に、地区としてもイベントを行っていたので、私はこっちの方へ行ってきました。



 午後3時から、震災当日地元住民が一時山に避難する時に通った参道を歩き、上に作られた峠茶屋ならぬ、感謝茶屋で休憩をした後に降りてきて、震災時分に1分間の黙祷を行いました。

わくわくわ和南美 での感謝祭わくわくわ和南美 での感謝祭

 この地区の子供からお爺ちゃんお婆ちゃん、川口サテライトの職員さん、オールとちぎのメンバーさん、和歌山大学の教授も参加して、盛大に感謝祭が行なわれました。

 震災という経験をバネにして、川口町の人達は元気いっぱい頑張っています。そして、災害ボランティアという経験から、NCPとしても「子ども支援センターチャレンジハウス」を作ることになったり、私自身も勉強させて頂き、今に活かされています。マイナスの経験もその人次第で、後にプラスに変えて活かすことが出来るのが、人間の知恵というものだと、改めて思い知らされています。

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