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番外編 電話での問い合わせ方
■求職者編
 これを書いている今は2010年1月6日、不景気まっただ中、世の中の仕事より人が多くなってしまった時。
 景気に関係なく、国の政策ひとつで左右される福祉の世界、障害者自立支援法が出来てすぐ、この福祉の世界に不景気は訪れた、しかし、その見直しがされて不景気は少し解消された。それと逆に世の中は不景気へ…。
 もともと人手が足りない福祉業界、この不景気に求人をかけると、人間性を疑わざるを得ない?常識知らずの人からの電話ばかりが目立つようになった。
 もともと、そういった人はいなかった分けではない。福祉の仕事、それもNCPのような児童と関わる仕事は、お気楽で簡単な仕事だと思い、いろんな人から電話がかかってくる。技術もスキルも資格さえも問わない時もあるが、そこに私が求めるものは、人間性なのだ。
 資格があっても、子供が好きであっても、不適正な人はいる。だが、その逆もありえるのが福祉業界。
 経験もなく、知識もなくやれる仕事でもある。そんな仕事は、そうはない。だから、簡単だと思う人が多々いる。
 この仕事に必要なのは、人間性なのだ。人と関わる仕事、老人介護にしても障害介護にしてもそうだ。
 人に対して思いやりを持てる。我が子でなくてもその子の将来を考えて、叱れる愛情溢れる人物。
 この仕事の適性・不適正はそこにある。

 で、何が言いたいのか…。

 最初の電話での話し方で、その人の人間性がある程度分かってしまうのだ。
 こっちは、面接のプロでもある。
 資格がっても、電話での話し方に違和感を感じれば、そこで面接へは来させない。

 電話が鳴る。
 高島「はい、NCP高島です。」
 ??「○○○○求人誌を見たんですけど…」 ← こっちに次の展開を委ねるな!名くらい名乗れ!
 高島「障害児とわ言わないけど、子供と関わる仕事の経験はありますか?」
 ??「ありませんが、駄目ですか?」 ← 駄目なら、未経験者可として募集しない!
 と、延々、こちらの質問と返事が…。

 条件面で合わずに(記事をよく見ていない)終わる事もありますが、最後に「何か質問は?」と問いかけると、そんな変な求職電話の人に限って、仕事の内容について何も聞かない。
 この仕事に興味のない人!知らない職場に対して疑問さえも抱かない人!
 まず、そんな人は面接しません!
 で、あげくの果てに、

 ??「面接してもらえますか?」 ← するわけない。面接が目的か!?

 未経験者でなく経験者であっても、この仕事に興味のある人は、「どんな仕事ですか?」「どんな事をやるのですか?」と聞いてくる。
 そんな当たり前の、電話すらかけれない人…そんな人に、利用児の親御さんは子供を任せれると思いますか?

 子供の立場になって子供と接して行く、親御さんの立場に立って相談にのる。一方的な電話の仕方や、こっちが聞かなければ何も言えない人。求職の電話しないで下さい!!

 顔を合わせない段階での電話での第一印象は非常に大事なことです。
 ビジネスマナーのあるお電話を。
■利用希望者編
 非常に残念なケースです。親御さん次第でお子様が損をしています。
 出来たばかりの事業所なら、「利用できますか?」でも良いかもしれない…。
 いや、いきなり電話取るなり、「利用できますか?」は有り得ない。

 利用受付専用ダイヤルがあるほど、うちは大きくない(^_^;)
 そんな変な電話だと、断る方向へ話を持っていかざるを得ない。
 利用定員があり、既に利用者がある程度固定されていて、新しく利用を受けるというのは、非常に大変な事であり現スタッフに大きく負担を強いてしまう。
 そんな常識の微塵もない電話をする人を、心よく受けたいと思うはずはない。

 NPO法人でやっている以上、営利目的ではないし、いろんな人の役に立ちたいし、困っている人の助けになりたいと思っている。
 名前も、住んでいるところも、子供は何歳なのかも、男なのかも女なのかも、どんな障害なのかも、なぜ利用したいかの理由や、その背景すらも何も言わずにただ、「利用できますか?」と言われても返事は出来るはずがない。
 また、この仕事をしている事業所の多くの人は、本当に困っている人だったり、切実な問題を抱えていたら親身になってなんとかしようとするものなだ。

 ただですら、人手不足で大変、おまけに低賃金、そんな気持ちが無ければやっていけない、この仕事をしている人達に、なんの感情も持たずに、何も知らなくても”ただ利用させてくれれば良い。”と、自己中心的な発想しか持っていないとしか思えません(>_<)

 顔を合わせない段階での電話での第一印象は非常に大事なことです。
 マナーや常識あるお電話を。