スマイルルーム
スマイルルームは、自分の気持ちを隠さなくても、本来の自分のままが一番好きになれる場所。
子どもの自己受容と自己肯定感を育てる、心の安全基地
スマイルルームって?

学校に行きたい子も、学校に行きたくない子も・・・。
学校に行かない選択をした子のための居場所です。

ひとりひとりの個性を大切にして、なりたい自分になれるよう応援してくれる所です。

学校に行けない理由が知りたければ、教えてくれます。
学校に行きたくなれば、行けるようにしてくれます。

やりたいことがあれば、手伝います。


みんな一緒でなくていいのです。

学校や勉強も大事だけど、必要なのは・・・"生きる力"です。

スマイルルームの目的

子どもが心のバランスをとれるようになり、学校や社会で逞しく生きていけるように支援します。

学校に行っている、行っていないは関係ありません。学校に行けなくて、馴染めなくて無理をし続けてはいませんか?

理由は必ずあります。そうなっていった発達プロセスを解析し、カウンセラー、セラピスト、療育家として、繰り返さないために元から改善することを目指します。

定員を少なくしているのは、過剰な刺激を浴びずにゆったりと自分と向き合える居場所が必要だと考えるためです。

安心・安全・安定の【三安】を確保することで全てが良い方向へと循環し始めるため、子どもに無理はさせません。

スマイルルームは一人一人が主体となって自己選択ができる環境があり、何かをすることも、何もしないことさえも選択できます。

スマイルルームでできること
何もしない ぼーっとする、昼寝、ゴロゴロする
気持ちのままに 泣く、笑う、怒る、イライラする
パソコン インターネット、youtube、Word、Excel、タイピング練習、動画編集、画像作成など
※ゲームの持ち込みも可能です。
運動 散歩、公園、スポーツ、お出かけ
音楽活動 カラオケ、楽器
創作 絵画、工作、手芸、実験
勉強 社会学習、見学、興味のある教科、職業体験
クッキング 昼食づくり、おやつ作り、食事会など
フロー:人間がその時していることに完全に浸り、集中、探求、成長している感覚。その最中は邪魔されない環境にある。

幼児期はほとんどの子どもが主体的です。自分で興味のあるものを目で追ったり、追いかけてみたり、真似してみたり。好奇心も旺盛です。人間がみな本来持っている自律性(オートノミー)に従って行動しています。

それが、思春期や大人になって何にでも無関心になったり、無気力になったりするのは何か後天的な理由が原因で生まれ持った主体的な設定が書き換わってしまったのではないかと考えます。(モチベーション3.0より)

そういった子に人生の主導権を自分に返して、自律性を研ぎ澄まして行くと、どんどん元気になっていきます。

例えば、いつ、どこで、誰と、何をするのかということが全て決められていたら・・・。それは「自分の人生」ではなく「他人に操られて生きている」人生です。自分が自分でないような感覚に襲われ始めます。人生で満足できる経験というのは、「自分の内的発動」に基づいてやってみたいことに対して、こんな風にやってみたいと目標を立てて、やってっみて納得するという経験です。

親や学校から与えられた目標は逆に学びの質を下げる結果となります。
例えば、本を1日2冊必ず読みましょうという目標を立てられれば、本を毎日2冊以上読む子は少なくなるだろうし、2冊を読みさえすればいいということで、簡単な内容の本ばかり選んだり、挿絵が多い、ページ数が少ないという基準で本を選んだりする子も現れます。

もし、自分が心から本を読みたいという気持ちになったタイミングで本と向き合うとどうでしょうか?1日2冊と言わなくても、時には深夜まで読んだり、字のぎっしり詰まった本を手に取ってみたり、本の面白さに気づいて本と一生付き合える素晴らしい関係が生まれるかもしれません。興味もないうちに無理やり勉強させようという外からの目標設定は、本質そのものと向き合う尊い気持ちを邪魔したり、結果さえ良ければ、多少ズルをしても構わないといった歪んだ気持ちも生まれさせます。自身の内的発動に基づいた学びは、学ぶこと自体が目的なので、ズルは全く意味を持ちません。自分が知りたいことを納得するまで学びたい、もしくは完成させたい、到達したいという気持ちが、掘り下げたり工夫したり素晴らしいアイディアに繋がったりします。

他人から与えられた目標はそれをクリアすることだけが目的なので、できるだけ楽に、効率的に目標をクリアしようかということに焦点が行くので、ズルをしたり、カンニングをしたり、本来の学びや達成、到達とういう意味からどんどん離れてしまいます。

スマイルルームでは、このフローを経験することを最も重視しています。大人が子どもと接する時には細心の注意を払って、今は子どものフローを邪魔していないか?と考えながら見守っています。

そのようにして、子ども自身がどんどん自分の人生の主導権を取り返していって元気に生きる力を取り戻して行くのです。